S0510XX-66

S510XX-66のアウトライン
S0510XX-66のスペック
ボタンとリベット
すべてに「スコービル」社製を採用。
昨今、日に日にコストダウンの影響が見られるこれら金属パーツ類であるが、やはりこだわれるところはこだわっておきたい。特に「66」のオリジナルにはボタン類の裏側に数字(工場識別番号とする説が一般的)が刻まれていたりして注目度が高いこともあって、何かしらの小技を効かせたいとの発想もあったが、今回は見送りに。

写真では判りにくいかもしれないが、「66」の特徴でもある「黒糸を使ったバータック」はしっかり採用されています。



パッチ

パッチの素材はヤンピー。さすがに「生革」は使っていません。ですから使い込むにしたがって「風合い」が出てきますが博物館のジーンズのようにパッチが真っ黒になって、ひび割れた干し肉を縫い付けたかのようになる事だけはありません・・・と言う意味です。これはSAMURAI JEANS全モデルのパッチに共通した処理で、特別なアナウンスが無い限り、この「程よく古びてゆく」革パッチが使われます。

基本のデザインは510XXシリーズのそれを継承しています。但し、カモメは1羽という構成になっています。小さく欠けた月の意味するところは、「ほんの少し細身」という意味。


その他
大きく変わった点は、その縫製方法の違いからくる製法の変化。特にウェスト部分はベルトループを固定している部分を走るステッチが上下ともにチェーンステッチとなるため「イッキ縫い」が行われていない。そのためベルトループは後付けとなりパッチの取り付け方法にも違いが現れます。SAMURAIでは66オリジナルを忠実に再現しつつも、このベルトループにかかる負担を分散するために66オリジナルでは約13.5mm程度であったベルトループの幅を、S510シリーズに使われてきた15mm幅としている。これによって取り付け幅が広がり、強度が確保できるというわけです。
生地は15オンス。ご存知狭幅デニムを使い、当然ながらスソに赤耳が現れます。これまた他の「510モデル」とは一味違った風合いを醸し出しています。

ところでこのS0510XX66、SAMURAIで最初の66モデルと言うこともあって、S0510XX66のヒップポケットに「シーガルステッチ」はありません。シンプルなバックスタイルを求める向きには、このステッチ無しが好まれているそうで、思い切って取り外してみたもの。関係者にも受けは良いのだが、これは「そう言えば以前はこうだったなぁ」という、単なる懐古趣味だったりします。
 
S0510XX-66のサイズ&シルエット
ウェストサイズは28,29,30,31,32,33,34,36(inch)と、36を除いて各1インチ刻みに8サイズを用意。レングスは36インチのみ。

S510XXのディテールをほぼそのまま継承したXX66は、「それまでの製品に較べて格段にクオリティアップした」ことにくらべると、同じSAMURAI製品同士の比較において驚くような違いは無い。なんだかんだ言ってもSAMURAIは現代のジーンズ工房なので、当時の風合いや雰囲気を極力生かし、再現つつも、耐久性や品質は現代のものになっている。言わば「古い革袋に新しい酒」の発想。

全体的なシルエットは従来の510シリーズシルエットに比較すると「やや細め」のスタイル。